HOME >> ヨガとピラティス
2005年、日本ではピラティスが大ブレイクしました。
ハリウッドセレブはもちろん、プロゴルファーなどのトップアスリートもピラティスをトレーニングに取り入れる人も増えています。
ピラティスの効果として高い評価を得ているのがコアと呼ばれる体幹部に対するアプローチです。
現代人はデスクワークや運動不足で肩こり・腰痛に悩まされがちです。
「ネコ背」や「骨盤のゆがみ」など気になる骨のゆがみを、ニュートラル(正常)な状態へと導いてくれるのが、ピラティスです。
ピラティスは、ドイツ人ジョセフ・H・ピラティス氏が開発したエクササイズです。
もともとは、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発されたものでした。
ヨガや太極拳などのエッセンスを取り入れ、1900年初頭にジョセフ・H・ピラティス氏によって考案されました。
リハビリのために開発されたプログラムなので、体に余計な負担をかけずにコアの筋肉を整えることができるのが大きな特徴です。
寝ヨガと同様に、ベッドの上でも行なうことができます。
ジョセフ・ピラティスがピラティスの考案者です。
ピラティスは、そのファーストネームをとって名付けられました。
「10回やれば、違いを感じ、20回やれば違いが目にみえ、30回やればまったく別の体に生まれ変わる。そして50年後こそ必要となる。」
これは彼の言葉です。
1880年、ドイツのデュッセルドルフ郊外で生まれたジョセフ・ピラティスは生まれつき体が弱い少年でした。
、喘息、骨軟化症、リウマチ熱などで大変苦しみました。
しかし、病気に負けるのではなく、体力をつけて自分の健康状態を改善しようとボディビルに励みました。
そして、バランスのよい身体になるという、人体解剖図のモデルになるほどの成果をあげたそうです。
「健康になりたい」その願いが彼をエクササイズに励まさせた願いのようです。
ジョセフ・ピラティスはさらに、ダイビング・スキー・体操・ボクシングなどあらゆるスポーツを実践しました。
最終的には、サーカスで演技するほどのエキスパートになりました。
彼は、健康のため、ヨガや武術も熱心に学び、さまざまなエクササイズも研究しました。
なぜなら、自分自身ばかりでなく、周りの人々の健康状態もよくしていきたいという強い意思を持っていたからです。
1900年代初めにまったく新しいエクササイズを生み出します。
彼はこれを「コントロロジー」と呼びました。
コントロロジーとは、西洋と東洋のエクササイズを合体させた、頭を使って体の筋肉をコントロールするという画期的なエクササイズでした。
ジョセフ・ピラティスは32歳のときに渡りました。
彼はイギリスに渡り、ボクサー、サーカス団員、などをして生計を立てました。
その一方で、ロンドン警視庁の刑事や、探偵を相手に護身術を教えていてようです。
しかし、第一次世界大戦が始まると、ドイツ人であるという理由だけで、収容所に送られてしまいます。
収容所に入ることになった、ピラティスは収容所仲間にマットエクササイズを教えはじめました。
戦争の後半になると彼は、イギリスのマン島に送られてしまいますが、彼は同じ拘留者仲間の健康を維持させようという志を持ちました。
彼のトレーニングを受けた仲間は誰一人、インフルエンザにかからなかったそうです。
ピラティスは次第にマン島の病院で病棟勤務員として働くことになります。
そこには多くの負傷者が入院していました。
彼はそこで彼らでも出来るエクササイズ方法を考えました。
そして、ベッドに寝たままでリハビリができるように、ベッドにバネをつけて患者たちのエクササイズ用具を作ったのです。
その結果、彼の受け持ちの患者は他の患者たちより早く回復するようになりました。
このエクササイズ用具は、患者の体に負担をかけることなく筋肉強化やストレッチに役立つものだったのです。
ちなみに、現在使用されているスタジオでのマシンの原型だといわれています。
ピラティスは経験上、体のバランスの悪さと習慣的な動きが怪我を招くと信じていました。
そこで、体の弱い部分とそれをかばう部分の動きを研究しはじめました。
その研究結果によって体の再調整、再教育するエクササイズ「ピラティス」が生み出されたのです。
戦後、一時的にピラティスはドイツに戻ります
戻った彼は警察のトレーナーとして働きました。
1926年にアメリカに移住する船上で一人の女性に出会います。
後に彼の妻となるクララです。
ピラティスは彼女と共にニューヨークに最初のスタジオを設立することになります。
ピラティスは、考えたメソッドを当時の超有名なダンサー「マーサ・グレアム」や「ジョージ・バランシン」(NY CITY バレエの創始者)など、優れたダンサーたちに教えました。
そして、ダンサー達はピラティスを実践するうちに自分の体がよりしなやかになり、故障が起こりにくくなっていることに気づきます。
その結果「ピラティス」というエクササイズは支持され、発展することになります。
実際にヨガとの違いを感じるために、ピラティスの胸式呼吸にチャレンジしてみましょう。
ヨガと違って、ピラティスは胸式呼吸です。
お腹が膨らまないように注意して行いましょう。
(1)背筋を伸ばし、骨盤を床に対して垂直に保ち座りまましょう。
(2)両手をろっ骨に軽く添えます
この時、肩が上がってこないよう肩甲骨をお尻の方へ引っ張ります。
(3)鼻から息を吸う際に、ろっ骨が左右と後ろへ広がるように掌でチェックしてください。
ピラティスは胸式呼吸のため、息を吸う時にお腹が膨らまないよう注意して行なって下さい。
(4)おへそと背中を近づけたまま、口から息を吐き出します。
この時、広がったろっ骨が元の位置へ戻るよう、手で軽く押しながら息を吐ききります。
ヨガとピラティス
どちらも巷では、大ブレイク中のエクササイズですね。
ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏が負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズです。
ヨガや太極拳などのエッセンスを取り入れたものですから、ヨガと同じものだと誤解されがちです。
しかし、ピラティスとヨガは全く別物です。
実際にヨガとピラティスをやってみると違いは大きく、呼吸法からすでに異なっています。
ヨガでは腹式呼吸、ピラティスでは胸式呼吸を用いるようになっています。
鼻で吸って口で吐くという胸式呼吸です。
また、呼吸法が違うということは使う筋肉も違ってきます。
つまり、体の使い方が異なるのです。
ヨガはポーズを取り静止しますが、ピラティスはつねに体を動かしています。
ピラティスは流れるような動きを大事にしています。
その為、次のポーズに移れるよう意識したプログラムを組んでいます。
ピラティスの場合、インナーマッスル(コアの筋肉)の活動に重点をおいたエクササイズプログラムが多いのが特徴です。
これもピラティスとヨガの違いの1つだといえます。
コアの筋肉とは尾てい骨から頭蓋骨までを貫く1本のラインと骨盤周辺の骨格や筋肉のことを指します
普段は全く意識のない場所です。
これを胸式呼吸をしながらゆっくりと鍛えていきます。
そうすることで、骨盤のゆがみが正常な状態に戻されていき、骨格のバランスがよくなっていきます。
バランスがよくなれば内臓の働きも活発化します。
その結果、無駄な贅肉も落ちていくのです。
運動選手のような引き締まった身体を目指すのならば、ピラティスの方が良いのかもしれません。